小説
マドンナの狂怖! 4
「呪われてしまえ呪われてしまえ呪われてしまえ呪われてしまえ呪われてしまえ呪われてしまえ呪われてしまえ呪われてしまえ」
ぎゃあああ
何か聞こえるよぉお!?;
『なっなかっなかかま〜;』
「中島なぁ。」
中島は恐怖という言葉をしらんのか!;
「…やっぱりゴリ子ちゃんだったねぇ」
『おい…アレをゴリ子と言っていいのか…?』
いつもはフワフワして可愛らしい女の子なのに…
そこにいるのは、目をギラつかせ、薄ら笑いをしながら本のページを次々とめくっていく…山姥(ヤマンバ)の姿だった…。
『や…やばーよなきゃしも…』
「中島なぁ。」
中島は恐れる様子もなくゴリ子に近づいていった
ゴリ子は中島がすぐそばまでくると、やっとページを捲っている手を止めた。
「ゴリ子ちゃん、もう授業始まっちゃったよぉ?教室もどろぅ?」
ピクリとも反応しないゴリ子。
…え、俺?
べ、別にちょっと離れた所に居たわけじゃないんだからね//
「…本は、皆でまた探そうぅ?ね?」
そう言って中島が手を差しのべた瞬間…
――パシッ
中島の手は、ゴリ子の手によって叩かれ、行き場を失った
「あ、気にさわったのなら…ごめん;」
「…………」
なんだか…嫌な予感…;
「ゴリ子ちゃん…」
さっきまで本を見ていたゴリ子が、目を見開いて顔をあげる。
『…?;』
そして…
ワラった。
「ウホホッ、ウホ…ウホホホホホホホホホホホホポホホホホホホホホホホホホホホホポホホホホホ!!がはっげほっ」
…笑い方は…いつも通りだ……。
い、いや、ちょっと違和感があったぞ!;
やっぱりいつものゴリ子と違う…;
中島は寧ろ驚いてそこから動けなくなってしまったようだ…
…へっ、中島もまだまだやなぁー
あれ?地震?
今地震起こってる?
手足めっちゃ震えてるけど……これ震度けっこう高いでしょ?
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