小説
中二病見参! 5
ゴリ子は相変わらずだなw とか思っていたその時だった…
―――…ピンッ
どこからかにじみ出る殺気!
奴だ。
一体どこにいる!!
俺は教室を見渡したが奴の姿はない
と、思ったその時!
トントン
俺の左肩はテンポよく二回叩かれた
『なっ…お前……一体いつから…?』
「くっくっくっ…修行が足りないのでは?ロビンソンくん」
『くっ…』
バッと後ろに振り返る
そこにはニヤリと笑ってこっちを見ている奴がいた
そいつの名は…“神”
奴こそ俺の絶対的ライバルである!
「そのアホ面、相変わらずのようだね。」
『お前はっ…お前だけは許せねぇ!!俺の唯一の友達、中島を殺しやがってぇえぇぇええ!!!』
「え?俺生きて…「ふんっ。まだあんな奴の事など気にしているのか?いいだろう。本当の事を教えてやろう…。」
俺は神の言葉にぴくっと反応した
『本当の…こと?』
「…中島は世界征服を企んでいた。その計画のため正義感溢れるお前の存在が邪魔になってきた。だから本当はあの時私が中島を殺していなければ……ロビンソンくん、君が殺されていた。」
神の言葉や表情から、とても嘘を言っているようには見えなかった…。
『…そんな……。そうか、そうだったのか…』
「…」
神はもう何も言わなかった
ただただ哀しみのこもった眼で俺を見つめる
『神…俺が間違ってたんだな。俺が中島なんかを信じたばっかりにお前を傷つけた…』
「いや俺世界征服なんて企ん『悪かった…。俺、お前に言わなきゃいけない事があるようだ…』
「ふっ…ようやく気付いたか。だが、私も君に言っておきたい事がある…」
俺と神は顔をあげ目を合わせた
『「おはよう。」』
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