小説 文化祭伝説! 30 ー後日祭ー 生徒ならびに先生は、後日祭の為に朝早くから体育館へ集合となっていた 俺達の学校は、前夜祭がつまらない分 後日祭がめっちゃ盛り上がるらしい 後夜祭ではなく後日祭となっているのは、前夜祭にて くそつまんねー話しを延々としていた校長が昔 「はっちゃけたい」と言ったからという理由らしい… 『ふわぁっあ〜あ…めんどくせーなー後日祭なんて』 「でもここの後日祭はかなり盛り上がるらしいよぉ」 『ま、中島はお子ちゃまだから嬉しいんだろうよ。俺はリッチな大人に育っちまったからな…こういうのは合わねぇんだ「あ、始まりそうだよぉ」 『…。』 体育館の照明が落とされると、辺りが静まりかえった 『お、おいっ…中島っ中島っっ!はじまるぜっ』 「ちょ、いきなりテンション上がったなぁ…;」 パッと 舞台に明かりがつけられると、司会っぽい男女が現れる 「やぁ諸君!君達に集まってもらったのは他でもない…」 「はい、後日祭しに来ただけですねー。みんなテンション上げていきましょーう!!」 うおぉぉおお!!!! 司会の人はまだ全然喋っていないというのに、観衆の騒ぎようは半端なかった 『おい中島よ…』 「…ん?」 『俺はいずれこの学校を支配する者として、例え何であれ負けてはいけないのだ』 「…と、いうと…?」 『俺のテンションをみよをぉおおぉお!!!!』 俺は周りに負けじと声を出す 少し静かになったり バンド演奏や歌を披露している時にさえ時折叫んだりもした [*前へ][次へ#] [戻る] |