小説 中二病探偵! 3 「お父様、こんな探偵信用できるのですか?いかにも胡散臭い気がしてならないのですが…」 「まぁ確かにねぇ」 おい。 「俺が守ってあげるのにぃ」 そう言って中島はバットを振り回す。 それはもう尋常じゃない速さで…。 「いいんじゃないか、いっぺん死んでみるのも」 「確かになー」 いや死んだら終わるから 終わるからぁあああ!! 「いやぁ、でも死にたくはねぇなぁ。守ってね」 そう言って死んだ魚のような目を向ける。しかしその中から希望の光が差しているのを、俺には分かる。 『…ふっ、任せてください。俺の命に代えても、アンタの命を守ってやるよ』 そして主将は死んだ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |