小説 ロリショタ定義! 5 『ていうか全然分からなかったぞ』 「うん…俺もだよぉ」 『やっぱ神ってスマイルのこと……』 「断じて違うと言っている。」 『だってぇ』 「しつこい。貴様はしつこい。違うと言ったら違う。」 実際は知らんがもっと素直になっても良いと…………はっ!!!! 『そうか、神、お前は……俺のことが…』 「何回死にたい?」 これぞ殺気! …―――― 『あー、ロリコン。ショタコン。ロリショタ…』 「え、ちょ。きもい」 分かってるけどもっと優しい言葉を使えないのか現代の人間は!! 「要はおじさんが幼女を見る目が怪しかったらそれは“ロリコン”となるのだろう。ならばもうそれでいいじゃないか。」 『よくない!』 中学生にきもいって言われた俺の心はまだ癒えてないの!! いくら二人が面倒臭そうな目線を向けてきていたってめげないぞ! 『高校生が何の気なしににただ時代の流れを感じていただけで“ロリコン”だぞ!?まずは今の世の中を変えなくてはいけないと思わないのか!!!?』 「別にぃ…」 「思わない。」 冷たい奴らめ!!!!; 泣くよ?また人知れず一人になって泣くよ?? 『最近の若者は特に口が悪い!そう…………お前のようになぁああああああああ!!!!』 ドドンッ という効果音が聞こえた気がした。 俺が指差した先には神が冷えきった眼差しを向けて静かに座っている。 そして何も言わない。 何も………… ホントになにも… 俺は指を下ろし、何も言わずに椅子に座った。 「弱いなぁ…;」 [*前へ][次へ#] [戻る] |