小説 文化祭伝説! 19 ー文化祭当日ー 『くっくっく…ようやくこの時がきたか!!』 俺は黒いボロボロの布をまとい廊下をうろうろする 『今日は何人餌食にしてやろうか…!!』 「あれ磯野?何でこんなとこにいんのさぁ?」 『ふっ…中島よ。お化けはいつ何時どこに現れるかわからないもんなんだぜ☆』 「お前お化け役やんの明日だろぉ?」 『…え、聞いてな「そんだけ盛り上がってるお前に言いにくかったんだろうなぁ。」 くそっ 俺に安息など必要ないというのに…!! 『おい中島よ…。』 「な、何?」 『俺は安息など不要だ。今すぐ代わりの者を用意せよ。』 「いやでもみんなで決めたことだしぃ…。」 俺抜きのな!!!! 『文化祭はやってこそ楽しいのだ!回るなんてことしなくていいのだ!!』 「そうかなぁ?でも俺は磯野と回りたいし、回ることだって文化祭を楽しむ内の一つだよ」 こ…こいつ こんな俺だというのに、一緒に回りたい…だと? 『…俺は…もう汚れてしまった。それでもおめぇさんは…この俺が楽しめると思うのかい?』 「もちろんだよ!(意味は分かんなかったけど)」 『俺…俺……。』 「もういいからさ磯野…文化祭回ろうぜ?」 『じゃあお好み焼き中島のおごりなぁ。あ、後タピオカジュースもな。』 「……。」 [*前へ][次へ#] [戻る] |