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小説
文化祭伝説! 15

 ー文化祭前日ー



この日は1日準備時間というなんとも有難い日課だ



見てみよ…この、教科書を使って積み木をしている神のはしゃぎぶりを…。



『てかそれ俺の教科書w』


「私の物は私の物。磯野の物は磯野の物。」
『結局俺のな。』







朝のホームルームが終わると、メガネが教卓の前に立った


「みなさん、今日で準備期間は終わりですので、明日に向けて頑張りましょう」


ふと、神が手を挙げた

「メガネ〜」


「なんですか神さん?」



「私、お手洗いに行きたいので話しは早めに終わらせていただきたいのですがー…。」




神の言葉に周りの人がクスクスと笑う



『お前よく堂々とそんな事いえんな…。』


「だって行きたいんだもの」





―――…ダンッ



大きな音がしたと思い前を振り向くと メガネが教卓に両手を乗せてこちらを睨んでいた




「神さん、いい加減にして下さい。あなたのせいでクラスのみんなに迷惑がかかるんです!はっきり言って邪魔しないで下さい!!」



さっきまで笑いが広がっていた教室が、一瞬にして静まり返った



そんな静寂を破ったのは中島だった


「…ち、ちょっと…言い過ぎなんじゃないかなぁ…?」



「…確かに…少し言い過ぎました。すみません…」


「…………。」



メガネが謝るものの 神は何も言わなかった



『と、とりあえず準備始めようぜー;』



俺の一言によってみんな動き出し、また教室が騒がしくなり始めた








神は、いつの間にか教室からいなくなっていた


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あきゅろす。
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