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小説
文化祭伝説! 14



なんやかんやありながらも、俺達は全ての布を切り終えた



『ふぁっあーぁ…なぁんかハサミの達人になったみてぇ』


「私も。今ならうまく中島くんの髪を切り刻めそうだ」
『あ、俺もー』



「ちょっやめてよ!?何か本気でやりかねないんだから二人ともぉ!;」






衣装を作り終えた俺らは内装を手伝う事になった

いつの間にか部活終わりの人が来ていて、人数が増えている




『おうメガネー!机の配置ってこれでいいのかー?』


くいっと眼鏡をあげるメガネ

「はい。あなたにしては真面目に作業をしますね」


「だってコイツめちゃ真面目な奴なんだよ…ぷすすっ」


『ちっげーからー!!!;』





「普段からこれくらい真面目なら、あなたも少しはまだマシでしょうに。」

メガネはそう言うとすたすたとその場を去った




…………


このアマ…!!

言ってくれよるな!;




「バカだねメガネは…」


『…神…』

なんでコイツ…ちょっと優しい口調なんだよ…

泣いちまうだろばかぁあ



「どっちみち磯野に“マシ”なんてないのにねぇ!!」


『よし、お前潰す。』











今日の作業はこれまでとなった

グダグダだが 何とか進んでいるから安心だ



中島に帰り野球をしてかないかと誘われたが

『ごめん!俺今日バット買いに行くから!!』


と 適当な嘘をつくと、中島は快く解放してくれた







が、その夜…中島が家にやってきて本当にバットを買いに行くことになってしまったのは言うまでもないだろう…―――




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あきゅろす。
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