小説
文化祭伝説! 13
衣装作りは切り刻むだけの簡単な作業なので、俺と神と中島だけでやることになった
他のみんなは大道具とかの準備をしている
「さて、始めますか」
「そうだね。というか もうすぐ文化祭なんだねぇ」
さっきまでの中島とは違い、穏やかな顔をしていた
よ…よかった…
「あ、磯野ー」
ふっ。
鬼でもねぇ中島なんか怖くないもんね!
『あぁ?なんだよ』
「文化祭終わった後の休日が楽しみだな」
…………
ガタ((;ω;`))ブル
『な…中島さん…すすっすいまっせんっしたー』
「え?何で謝るのぉ??;」
くっ…この輝かしい瞳の奥に 凶悪な鬼が隠れていようとは…!!
「安心しな磯野!私がきっと…中島くんを鬼から救ってみせるわ!!」
『まず俺を助けて』
サクッサクサクッ
サクッサクッ
やっと作業を開始したのはいいが…
『…………なぁんか…地味だな』
「このドラ息子がぁあぁああ!!」
神が何故かそう叫んで俺の頭を平手打ちした
地味に痛かったぞ!
「そんな子に育てた覚えはないわよ!」
『…へっ、うぜーんだよ……今更母親面しやがって』
「……そうね。今まで好き勝手やってきて…ほんと今更って感じよね…ごめんなさい」
『…分かってんじゃねーか』
「でも母さんね、もう…もうお前を1人にはしないって決めたの」
『……。』
「今まで1人にさせて…ごめんね?寂しい思いさせて…ごめんなさい」
『…母さん…』
「もうやめてくれぇえぇええぇえぇええ;;;何だコレ!?何なんだよコレぇえ!!;」
「落ち着け中島くん!;」
『今までにない反応だ…;』
5分後、中島は我に返ったのだった。
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