[携帯モード] [URL送信]

小説
休日パラダイス! 9

「中島くん。そういう冗談はいらないよ。」

『お前、前に言ってた年上の付きまとってくるやつはどうしたんだぁ?』

ニヤニヤしている俺とは対照的に、神は冷ややかな態度でキッパリと良い放つ。

「別にどうもない。花束貰った以外は。」

『どうもしてんじゃねぇかwww』

「それ受け取ったのぉ?;」

「なんか危ない気がしたから返した。」

『そらそうだよなぁ…。一体何者なんだろなそいつ。名前も知らないんだろ?』

「うん。人間ってことしかハッキリしてない。」

「ホントに知らないんだねぇ…。;」


相手方も神のことなんて全然知らないはずなのに猛アピールするなんて……世の中ってのは面白ぇよなぁ、うん!


『あー、腹いっぱい!ごっそさん!!』

「俺もごちそうさまでしたぁ。」

「む。早いな二人とも。」

そう言ってポテトを頬張る神。
パッと見はどう見ても女の子っぽいのに男になりたかったなんて……神は変な奴だな。

 

[*前へ][次へ#]

9/17ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!