小説
休日パラダイス! 9
「中島くん。そういう冗談はいらないよ。」
『お前、前に言ってた年上の付きまとってくるやつはどうしたんだぁ?』
ニヤニヤしている俺とは対照的に、神は冷ややかな態度でキッパリと良い放つ。
「別にどうもない。花束貰った以外は。」
『どうもしてんじゃねぇかwww』
「それ受け取ったのぉ?;」
「なんか危ない気がしたから返した。」
『そらそうだよなぁ…。一体何者なんだろなそいつ。名前も知らないんだろ?』
「うん。人間ってことしかハッキリしてない。」
「ホントに知らないんだねぇ…。;」
相手方も神のことなんて全然知らないはずなのに猛アピールするなんて……世の中ってのは面白ぇよなぁ、うん!
『あー、腹いっぱい!ごっそさん!!』
「俺もごちそうさまでしたぁ。」
「む。早いな二人とも。」
そう言ってポテトを頬張る神。
パッと見はどう見ても女の子っぽいのに男になりたかったなんて……神は変な奴だな。
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