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小説
休日パラダイス! 6



なんでお化け屋敷ってやつはこんなに暗いんだ!?
俺は別にこれくらいが丁度良いけど子供とか中島とかが可哀想じゃね!!?;

いっそ、電気を全部つけて、出てくるお化けはみんな可愛いキャラクターなら良かったのに!!!!


勿論そう思うのだって中島のた…

「う〜ら〜め〜し〜や〜」
『ぎぃいやぁああああああああああああああああああ!!!!!!!!』


「うるさ。」

「ちょ、磯野ー、押すなよぉ…!;」


『おびゃきゃ……おびゃきゃぎゃぁああ!!!!』

「ん、何だって?」


神がニヤニヤと余裕の笑みで見下したように俺を見る。


『おびゃっ…おば………!』

「落ち着けよぉ大丈夫だからさぁ…。」

中島の優しさが見に染みる。それに比べて神は鬼だ!

あれ、鬼は中島だよな…。



――ガタンッ



『うどぅるあぁああああああああああああああ!!!!;』

な、なんだ今の音…!?


「あ…。」

「磯野…う、後ろぉ……。」


なんだ二人して俺の後ろを見て。
や、やめろよな…怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない怖くない絶対大丈夫だ俺!頑張れ俺!勇気を出せ俺!


ゆっくり振り向くとそこには…………

『っっっっっっ!!!!!!!!!!!!』






人間、本当に怖い時って声にならないっつうけど……ホントだな。


「だ、大丈夫かぁ…?」

「ぷふっ!」


俺は後ろに立っていたお化けを見た後、神と中島を押し退けて走って出口へ向かった。
途中に出てくるお化けがむしろ俺に驚いていたと、後に中島が教えてくれた。



「彼女とのデートとかじゃなくて良かったね。くくっ!」


カッコ悪すぎる、俺!!!!;

 

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あきゅろす。
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