小説
休日パラダイス! 4
「本当に申し訳ありませんでした…!」
『いえ……全然大丈夫っす。むしろスリル味わえたんで…。』
「ほら、お父さんもちゃんと謝って!」
「…………。」
頭の薄れたその人と目が合った瞬間、背筋が凍る。
「君…。この事は、内密に。」
『は、はぁ……。』
そして親子は俺の前から立ち去っていった。
一応、何があったか話しておこう…。
そう、あれはジェットコースターが下降し出した瞬間だった!!
俺は目の前が真っ暗になった。…そう、怖さとかそういうのでじゃなくて、マジで真っ暗になったんだ!
そして俺は前が見えないまま、ジェットコースターを乗り終えた…。
多分、俺を見た中島や神は固まっていた事だろう。
顔についたそれが何なのか確かめるべく、俺は勢いよくそれを顔から剥がした!!すると!!!!
―ボサッ
あまりに良くできた短い髪の桂だった…。
俺は一瞬気絶……いや、呪いを受けた。
少しすると威厳ある頭の薄れた大人がやってきて、ただ俺を見つめた。
「お前も禿げろ。」
なんて言ってたのは聞こえなかった事にしよう、うん!
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