小説
正義のヒーロー! 2
そんなある日。
家のリビングで寛いでいた僕に、兄貴が声を掛けてきた。
「おーいスマイル、これを一緒にみよう!!」
手に持っていたのは子供向けのDVDのようだった。
断ったところで頭が沸いたこの兄には通用するハズもなく、一緒にみる羽目になった。
映画の内容はこうだ。
ひ弱だった青年が、学校の番長になるという話。
だが、予想以上に演技が下手だし何より現実じゃ有り得ない。
でも…
カッコいい!!
僕は感動して兄貴の方を向くと、兄貴は寝ていた。
なんとなくムカついたから、兄貴のPSPを自分の部屋へ持っていった。
それから僕は鏡で自分の顔を見てみる。そしてハッとした。
「僕って…
イ…イ……
意外に髪長かったんだ。」
髪を切りに行こうと決心し、そして僕は僕自身に誓った。
僕だって学校の番長になってやる!!!!
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!