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小説
恋よ来い! 2



―――…

ふわふわした感覚。

俺は今…夢を見てるんだな。
夢ってのはいいな。何も考えなくていい、自分の理想のみで創れる。







…って、待て…。今何時だ?



目を開けると、いつもより20畳くらい広めの俺の部屋が目に入った。

そしてすぐ側にある時計を見た。






『ぅんどるぁああああああああああああああああああっ!!!!;』


時刻はAM8:00なり。
しまった遅刻だ!!


俺は急いで身支度を済ませ、何故かおかんも居なかったため自分で食パンにジャムを塗って口にくわえたまま家を出た。


“皆勤の磯野”の名を汚すわけにはいかんのだぁああああ!!!!





――バタンッ


身支度を済ませ勢い良く家を出た筈の俺だが、何故か鞄を持っていない。

でも、そんなの気にしている場合ではない!!



よし、後はずっと真っ直ぐに行けばいいだけだ!


そう思った時だった。




――ドンッ




『うわっ!;』

「きゃっ!」


調度曲がり角がある所で、女の子にぶつかってしまった。


やべっ……。


『だ、大丈夫か?悪ぃな。』


女の子は、俺が食べてた食パンを顔面で受け止めてしまったようだ。

しかもジャムを付けた側が顔にちょうど張り付いてるぞ…。


「もはっもはひほふは?」

『いや何言ってるか分かんない!;』


俺は女の子の顔から食パンを剥がしてやった。

そして俺は驚く。
顔全体にジャムが塗りたくられているが、それは…そいつはまさしく…………



『か、神ぃ!!!?;』

 

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