小説 夢、到来! 5 「……監督ぅ…説明、してくれますよねぇ?」 中島の笑顔が怖い…。 いや、これを笑顔と呼んでいいものなのだろうか? この笑顔の裏には…どれ程の鬼が潜んでいるのだろうか……っ!!; 「ひっ…」 「いいですかぁ?監督が駄目なんじゃあ良い選手もできませんよねぇ!信頼関係なんてあったもんじゃないですよねぇ!?」 「…はひぃ…。」 あ、監督が正座した。 「え?もしかしてこんな状態でありながらも試合とか出てたんですか?出てるわけないよな。出てたら殺す。神聖なる野球にお前は一体どれ程の気持ちを込めていた!?言ってみろぉお!!!!」 怖い…空気がいたい…。 あのクソ生意気な小学生達が、怯えた目で中島を見ているぞ!; 「…ご、ごめんなひゃい…。」 「そんな言葉が聞きたいのではない!!!!」 うわあぁあああ… 少年野球の仮監督なんてゆうから、少年が危ないと思ってたのに…これじゃ監督が危ねぇよ!!; 「いいか良く聞け!野球をするなら命を懸けろ!!生きてる内はもちろん、死んでも野球をやり続けろ!!みんなそういう気持ちで野球やってんだ!!!!」 それは貴方様だけですぅ!!; 「いいか!!これから5日間、ガキ共々お前もしごいてやる!!!俺の神聖なる野球を学び、神聖なる野球を受け継がせていけ!それがお前に課せられた任務だぁあああああああああああ!!!!」 「は…はひぃいいいいいいいいいいい!;」 こ、これは…また恐ろしい展開になってきちまったぞ……。 [*前へ][次へ#] [戻る] |