エロスが降臨しない件
*rusticana
心の奥からじわじわ這い上がってくる感覚。
それは恋心か、愛、なのか。
嬉しくて、嬉しくて、でも何処かに不安があって、どうしようもないくらい貴方が好きで。
「私は、こんな幸せを戴いてもいいのでしょうかね」
「いいんだよ。俺が言ってるんだから、いいんだ」
嫌と云う程愛を紡がれて、嫌と云う程抱かれて。
既に私の全ては貴方のモノ。
「くぁっ…、うご、かっ…す、なっぁ」
「いいねぇ、その表情。ゾクゾクする」
「うぁっ、ぁぅ…、この、へんた…、い」
この変態に恋をしていいものかと、何度思った事か。
恋なんてしないと決めたのに。
「ひっ…!ぁっあ、うああ!!」
「愛してるよ、ジェイド…」
そのコトバが、胸の奥底に突き刺さった。
好きなモノはしょうがない
fin.
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