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エロスが降臨しない件
*躯、心、全てが欲しい(DJ)


少しでもあの人に振り向いて欲しくて、


心が、躯が、全てが欲しくて


無理矢理組み敷いた。


「あぁ…ひっ!?ぃぁあ!!」


逃げれないように、両手を縛り上げて抑え込んだ。


相変わらずジェイドは逃げようとなけなしの力を振り絞るが、欲に溺れた躯が私にかなう筈もなく。


「ひっ…ゃ、だ、ぁあ!!やめ、さふぃ…る!!」


私の名前を呼びながら啼き喚くジェイドの額に優しく口付ける。


それがせめてもの私の優しさ。


「もっ…ぁぅ、ゃめ…」


「止めませんよ」


止めてたまるものか。


今、あなたは私のモノなのですよ。


「やぁぁあ!!サフィ…、ひぁ…だめっ!!」


「私にこんな事されて感じているのですか?ジェイドは淫乱ですね」


耳元で呟きながら胎内に入っている私自身を動かし、ジェイド自身を扱う。


さらけ出された胸の突起を舐めたり咬んだりすると、より一層艶のある声が挙がる。


「ふぁ、ああっ!!もっ…や、だぁ…ああ、うぁ!!」


ジェイドの顔は紅潮していて、口からは飲みきれなかった唾液が伝い落ちる。


(彼奴に、こんな顔見せてるのか)


なんて考えたら沸々と何かが湧き上がる。


一体これはなんだ?


嗚呼、醜い嫉妬か。


「ジェイド…」


「ひっ……!!あっ、ぁあ!!
いぁぁぁあああ!!」


私も限界で、激しく穿った。


抑えられない、この気持ち。


心の奥が痛む。


嗚呼、ジェイドの全てが欲しい。


「ぅ、ぁ……、ピオ…、ニ…」


ジェイドが気絶する寸前に呼んだ名前。


躯は手に入れたのに心は手に入らない。


心は、彼奴のモノ。


「私は、こんなに貴方が好きなのに……」


嗚呼、恵まれない恋ってのはこの事なのでしょうか。











殺したい程

愛してる



(殺していいかなぁ?)





            fin.
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報われないサフィールw(^ω^)

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