エロスが降臨しない件
*物足りない、なんて言えない
「ピオ…ニぃっ…」
目尻に涙を溜め、私は最愛の男の名を呼ぶ。
「ここに、いる…だろっ?」
息を荒くし、お互いがお互いの躯を求める。
私もまた、ピオニーと同じ様に相手の躯を求めた。
「ひぁ…っ!!んんっ!!」
いい所を突かれ、私は思いっきり声を上げてしまった。
「ここがいいのか?」
ピオニーは意地の悪い顔を浮かべながら何度も突いてくる。
正直言って意地悪過ぎでしょう。
「あぁっ!!ひゃっ…ぁあ!!」
いい所を突かれて声が抑えられない。
でも、足りない。
何か物足りない。
愛はある筈なのに…。
あぁ、欲求不満って所ですかねぇ。
恥ずかしくて、
もっと欲しいなんて言える筈ないじゃないですか。
物足りない、
なんて言えない。
fin.
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移動そしてお題(´_ゝ`)
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