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Dream1
プロローグ
平凡な大学に通っている容姿も頭脳も至って平凡なわたし。両親に弟が一人いる特に貧乏でも裕福でもない家庭。ただ読書は好きだからそれなりに知識はあると思う。
そんな普通を絵に描いたような生活に不満はない。世界には普通の生活さえ送れない人だっているのだから。
「……何か起きないかな」
ぽつりと零し、しかし冷め切ったその思考回路は早々に言葉を掻き消す。
そう、ここまでは本当に平凡な生活だったのだ――……
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