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Dream1
Act. 4.5 武器を選んだ理由

葵は悩んでいた。

師であるリボーンに「自分の武器を選べ」と渡された“世界の武器全集(最新版)”を眺める。ただ、リーチがない分銃や鞭のような中・遠距離がいいだろうとは考えていた。


逡巡した後、考えるのが面倒になり分厚い本を無造作に投げ出し、その場に寝転んだ。

蒼穹を見つめていると、不意に頭に浮かんだ前世の記憶にがばりと上体を上げた。


「…そういえば」


横に投げ出した本をパラパラとめくり、そのページを見つけた。



【蛇腹剣(関節剣)】

剣でありながら関節棍のように曲線を描く、多種の攻め・守りをこなせる代物。扱いが非常に難しい為使用者自身が大怪我をする可能性もある。またこの剣を――…



説明書を読み、掲載されている写真を見つめて口元を緩めた。


「…これならリーチもあるし」


うん、と頷き葵は先程浮かんだモノに少し感謝した。


「(ありがとう、紫色の軍師さん)」



――彼女は前世でゲーマーだった。




































※わかる人にしかわからないネタですみません。




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