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追憶 なあ… 何でみんな死んじゃったんだよ 指切りしたじゃん 『下界の桜の下で会おう』って言ったじゃん なのに… なのに何でみんな居ないんだよ… 俺は…… 俺はみんなと一緒に居たかったのに ただ其れだけだったのに…… なんで、其の願いは叶わないんだろう… 独りは嫌だ もう嫌なのに… ずっと岩の上に独りで居たから 『責任取って ここに居やがれ。』 なあ、金蝉… そう言ってくれたじゃんか 俺、すっごく嬉しかったんだよ だから、俺はみんなと一緒に居たのに… 俺は……… 俺は、此からどうすればいいんだよ… なあ、金蝉… なあ、天ちゃん… なあ、ケン兄ちゃん… なあ、誰か教えてよ 俺は此からどうすれば、どう生きればいいの？…………… †・†・†・†・†・†・† 初の最遊記外伝の小説です 結構シリアスめいていますが自分的には気に入ってます この小説は最遊記外伝完結を記念して書いてみました 内容は悟空の独白です 設定は、金蝉が犠牲になりながらゲートを潜った所から菩薩が悟空の前へ現れた所の間です 独りになり悲しみに暮れ、動けずにいる悟空を見て思い付きました こんな駄文を読んでいただきありがとうございます そして、お題を考えて頂きました紅雪様 ご協力ありがとうございました ［*前へ］［次へ#］ [戻る]  |