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香蘭学園
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それと同時にジーっと機械音が微かに聞こえて振り返ってはみても何も見えない。

「浬様はこんな体で満足しているの?」

「えっ、…かい…り。」

覚束ない声で浬の名前が出てきたことに驚くと、頬に痛みが走る。

「浬様を呼び捨てにするなんて、失礼にも程がある!」

「そうだ!庶民の癖に歩を弁え。」

息の荒い怒号が飛び交い更に平手打ちが頬に打ち込まれた。

「…どうなの?浬様に纏わり付く金魚のフン…や、それともこっちの具合が浬様を虜にするくらいいいの?望田藍…。」

膝の裏に腕を入れ大きく広げられ何処もかしこも丸見えの状態。恥ずかしいというよりも恐怖の方が勝っている。

「あッ…何すんだよッ。」

奥まった場所に息が掛かかり、反射的に背中が反り返った。

「感度はいいんだ?なぁ、誰か剃刀持ってる?」

「なっ…何ッ。」

聞き逃すことが出来ない。見えない恐怖に打ちひしがれただ次の行動に心臓が壊れそうな程に拍動する。

ヒンヤリしたかと思えば冷たい身に覚えのある感覚。
刃先が肌を撫でジャリっという音に耳を塞ぎたい。

「そんなに生えてないけど、まずはつるつるにしてあげようかと思ってね!オーディエンスにも楽しんでもらえると思うよ。」

「…ッ。」

「あ、動くと大事なとこまでスパッて切れるからよく考えて行動してね。」

楽しそうな笑い声。耳に湿った吐息がかけられ藍は竦み上がった。

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あきゅろす。
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