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香蘭学園
25
固く閉ざされたそこを解す様に何度も何度も行き来する浬の指。

「大丈夫…指だけ、今日は無理して入れないから…。」

ツプッ――。

ぬめりを借り、差し込まれた指が奥へ侵入して来る。
それさえも久々の刺激に歓喜する。

「あ…ぁは…も…ッ。」

内側を攻め立てられ必死に抑えていたもを吐き出していた。

ザクザク浬がティッシュを手に取り後始末をしている間、放心したまま藍が横たわる。

「…ハァ…浬。ゴメンなさい。」

「いいよ。」

爽快な笑顔に申し訳ない気分に浸ると浬の制服のジッパーに手を掛けていた。

「…藍?どうしたの?」

慌てる浬に有無を言わせずに下着を取り去る。
まだ反応を見せていない浬のモノを躊躇いつつ口に含もうとしていた。

「…んッ…。」

生まれて初めて口にしたソレは全ては含みきれない。
それでもいつも浬が自分にしてくれる時のことを思い出しながら、唇と舌を使い拙いながらも懸命に舐めていた。

「藍!?無理しなくていいよ。俺は平気だから…。」

「…や!いつも俺ばっかりだから。それとも下手だからヤダ?」

見よう見真似の拙い行為でも浬が反応してくれることが嬉しい。
藍の決心は意外にも堅かった。

「そうじゃない。」

困ったように浬が苦笑する。

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