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香蘭学園
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胎内で溶けていくものの相乗効果もあり、成す統べなく嬌声の混じった声をあげ、脚をバタつかせ一て心不乱に身をよじるも虚しくキリキリと腕に布が食い込み腕から血が滲んでくる。

「ふッ…ふっぁ…ぁ…。」

指先や足先の末端神経は自由にならない。

「じゃ、楽しみにしてて。素敵な彼氏、連れて来てあげるから。」

藍の目の前まできて薄ら笑いをうかべ、ずれた視界を覆う布を元に戻す。

「たっぷり…浬サマ以上に可愛がってもらうといいさ!」

カタカタとキーボードを打ち込む音。

その間も痛みなのか、快楽なのか、またそれとは別の何物なのか。藍は悶え腰をしならせ封をされイキたいのにイケない苦しみに喘ぎつづける。

「あ゛はッ―――。はっぁっ。」

「じゃあまたね。…あ、我慢すればするほどイクときは凄いらしいよ。」

外気の風が吹き込んでくると、人の気配が消えていった。

澱んだ湿気の篭ったこの空間にただ一人悶え、時間が来る時まで耐えるしかない。そう思えば思うほど最後に浬に会いたい。

「あ゛っ…かい…りッ。」

手首からぬるつく生暖かい液体が腕を伝いおちていくのを感じながら、疼く体を縮め固定する。そろそろ限界だった。身体も精神的にも。理性を保ちたいと頭でわかってはいてももう手放してしまおうと堕ちかけていた。

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