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香蘭学園
30
フェンス下のグランドでは汗を流し、スポーツに明け暮れている生徒。
文化祭に託つけて他校との試合をしているのか応援の声がここまで聞こえてくる。


「あっ、ん……っ!」

「朔チャンも早く入れてほしくて仕方なかったよね。大丈夫、中までちゃんと俺ので消毒してあげるから。」

「つか、…なんもしてないって。ん…冷たっ。」

パキっという音とともにヒンヤリする感触が双丘の間に垂らされそれに身じろぐ。ローションよりもぬめりが少ない。

グチグチ日狩の長い指が有無を言わさず解しにかかった。

「それ…何ッ……。」

「ポーションミルク。今はローション持ってないから代用品。」

クラスの出し物である喫茶店で使っていたコーヒー用ミルクが滑りをよくし、たやすく奥まで指をくわえ込む。

「んぁ…バカ。まぢ…服汚れるし、こんなとこで。」

「大丈夫、服の心配より自分のヤラシイとこヒクついてるぜ?」

日狩は片手で指を動かしたまま、ゴソゴソとポケットから連なったアルミ製の小袋を取り出した。それは日狩に纏わり付いてきた女がポケットに捩込んだものだ。

「ゴム付ければいいこと。」

ピッと器用に唇を使って袋を切るとまず朔夜の屹立したばかりのモノに装着する。

「ん…。」

素よりも感度は鈍るがこれで一応は服は汚れない。二個目の袋をあけ取り出したのを確認すると激痛に思わず悲鳴が漏れた。

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