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香蘭学園
30

引き抜かれ、また穿たれを繰り返す律動に嬉々として受け入れていく。

浬に支配されることで何もかも浄化されていくような気がしていた。

「もう俺以外誰にも触らせたくない。…触らせやしない。」

強く抱きしめられ屈辱の証を消していく。

「うん…。」

優しいだけでなく力強い浬の大きな手に指を絡ませ強く握りしめ、涙混じりで藍がそれに応える。

浬の浅黒い日焼けした肌も真っ黒なサラサラの髪も皮膚の下で力強く鼓動する心臓の音。全てが好きだと。

ぐちぐちいやらしい音も普段なら赤面して耳を塞ぎたくなるのに今は違う。

繋がって愛されていると信じてやまない。
目の奥の方でチカチカする快感を共有することで好きな人と一つになることがこんなにも強くなれることに気づいた。

「…気持ちいい。好き…好き…。」

子供が覚えたての言葉を繰り返すように何度も伝える。
少し強引に引き抜かれ落とされると浬の身体の一部の先端が内側で一番感じる箇所を擦りあげた。

「あ゛っ…、い……。」

「…中に出すよ?」

「ん…、ウン。中…出して。浬と一緒に…イキたい。」

内側で今にも爆ぜそうな塊が押し拡げ体積を増す。

「あ゛っあっ…あっ…。」

藍がのけ反ると胎内で弾ける浬の熱にうなされるように互いの腹の間で飛沫を放っていた。

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あきゅろす。
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