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香蘭学園
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微かに見えた浬は着痩せするのか、細いのにちゃんと筋肉がつくところは付いている。

藍は後ろから抱かれ、浬の肌が密着する感触に赤面させていた。

「やっと捕まえた…。」

肩に触れる浬の唇が動くと、お湯が波紋を描く。

「ん…ッ。」

「振られたらどうしようかと思った…。」

体が熱い。脳ミソがとろけそうな深く染み入ってくる浬の声色。

「…ん、俺出るッ!」

これ以上、ココにいたら逆上せてしまう。その場をやり過ごしたくて浬の腕を摺り抜け、先に上がっていた。

嬉しいのは、藍も同じ。
ただ、好きになったのが同性だったというくらいしか違いはない。

が、具体的に男同士、付き合うとなると、何をしたらいいのかわからない。
でも、それは二の次で舞い上がっていた。

「藍?」

浬が名前を呼んでくれるだけで胸が躍動する。

浬の部屋に行くと、ベッドサイドに座らせられていた。

「ほら、また髪乾かしてない!」

タオルドライされながら浬に凭れかかかると、すぐに唇を奪われる。

「…誘ってる?」

藍にしたらそんなつもりは全くない。

ベッドに仰向けにさせられ、更に深く浬の舌が歯列を割り口腔に侵入してくる。

「んっ…。」

鼻に掛かった甘い声が藍から発せられ、その間に浬の指が服の隙間から入っていく。

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あきゅろす。
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