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香蘭学園
25
怖い―――。
反射的に朔夜の記憶が知らせる。

朔夜はシーツを握りしめ、これからの恐怖で震えていた。

「朔夜…怖い…の?」

日狩が額に唇を落とす。
あれ程、意気がった割に呆気なく大丈夫という根拠のない基盤は崩れかける。

「怖くなんかねぇよ…。」

喉から振り絞るように告げた。

押し当てられた日狩の欲望が脈打つ。
唇を塞がれ指を搦め捕られた。

「…イッ…あぁっ…。痛い…。」

唇の端から何とか出来る呼吸も苦しい。それ以上に狭い器官に入ってくる感覚が内蔵を圧迫して来る。

「朔…チャン、もう少し力抜かないと…。」

日狩も辛そうに呻く。

「イッ…タイ…。」

痛みで意識が遠退くと、前を擦られ戻される。

そして、朔夜が綻んだ隙を狙って奥まで入ってくる。

「可愛すぎ…。我慢してね。」

蒸気した潤んだ瞳で朔夜が頷く。

唇を塞がれたかと思えば、一気に奥まで貫かれた。

「あ…アアッ―――――!」

目の前が霞んでいく。
せき止められた場所から日狩の指が外れると、白濁した液体を放出していた。

微かに見える金色の髪と射るような瞳。

胎内にある日狩を無意識にギュウギュウ締め付ける。

「ヤバ…。一回出していい?」

ここ一ヶ月禁欲していたせいか朔夜との行為のせいなのか日狩も早そうだ。

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あきゅろす。
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