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香蘭学園
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無理はない。
今の朔夜の恰好といったら、寝ていたせいでめくれ上がったハーフパンツ。
まだ幼さが残る白い下肢が覗き、日狩をその気にさせるのには十分過ぎる。

「そういうの見せ付けてるってことは、マジで襲うぞ?」

日狩がのしかかると朔夜も何が自分の身に起きているかを悟った。

「起きた起きた!ちょっと、やめ…。」

「チッ、無理にはやんねーよ。」

茶目っ気タップリ、ウインクされる。

「…う。」

日狩の告白を受けていたコト忘れていたわけじゃない。
急に恥ずかしくて目を合わせることが出来なかった。

起きてさっさと支度を始めるなり気になっていたことが頭の中を過ぎる。

「そういえば、この前トカ、先輩と階段トコで喧嘩してなかった?」

慣れたようにネクタイを結びながら鏡後しに日狩に尋ねた。

「ハハハ…それはヤキモチ?」

「…は?バカッ///。ヤキモチとか妬くわけないだろ!」

耳まで真っ赤にする朔夜の見て、日狩が笑う。

「残念、ヤキモチ妬いてくれたのかと思った。」

「ったく、自信過剰なんだよッ!」

「別に何とでも…。」

後ろから日狩が朔夜の腰に手をまわしてきた。
朝から襲われても困る。自然と反転して日狩の胸に手をつき、抗う。

「本気になったのは朔夜だけだよ。」

憂いを含んだ声色。
長い指で顎を捕まれ、唇を塞がれていた。

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