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短編小説






「至〜」


抑揚のない声で、兄貴が俺の名前を呼んだ。


「んだよ、クソ兄貴」




高校の受験勉強の息抜きに下に下りてきて、真っ先に聞いた兄貴のだらしのない声に些かイラついていた。



「(クソ…)――――、ゲームしようぜ」




なんて、兄貴は言ってきた。俺の答えはもちろん、



「は…………やるかボケ。」



だ。




「(ボケ…)…………はぁーん、だよな、そうだよな。ごめんな」



何やら兄貴が哀れんだようなうざい顔をしてくる。


「は………何が?」






「お前、ゲームめちゃくちゃ弱かったもんなぁー。そりゃーしたくないよな。悪い!!兄ちゃんが悪かった!」




俺は、その言葉に完全にキレた。



「ざけんな………いいよ、やってやるよ。」



兄貴がどう思って俺をゲームに誘ったのかは、知らねぇが、弱いと言われたらいらっとくる。



俺は、兄貴の誘いにのってゲームをした。




「(ちょろ…)…よし、そんなにやりたいならやろうぜ」













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あきゅろす。
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