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ザコの最期






そして、残されたピッコロとガーリック三人衆は改めて対峙する事になった。


悔しそうに顔を歪める三人に対し、ピッコロは余裕の笑みを浮かべている。



「さっきの借りはキッチリと返してやるぜ。貴様ら全員でかかって来やがれ。どうせ三人がかりの不意打ちでなければこのオレには敵わんだろうからな」


「な、何だと…強がりやがって!お前なんかオレっち一人で十分よ!」



一歩前へ出たのは、サンショだ。


ピンク色のもみ上げをユラユラと揺らしながら、何かを払うように片腕を横に振った。


恐らく、自分一人でピッコロの相手をするという意だろう。


それを理解したのか、側にいたジンジャーとニッキーは悟空とリファ達を追う為、一瞬にして去っていった。


残されたのは、ピッコロとサンショの二人。ついに一対一の対決である。



が、それまでには至らなかった。



「ば……バケモノかお前!!」


「…やはりな。一人ずつじゃたわいもない奴らだ」



ピッコロは、砂埃と共に倒れているサンショにそう言い放った。


そして、トドメの気功波を一発ブチ放ち、サンショは完全にノックアウトになった。


こうして、細かい戦闘シーンも明らかにならないまま、勝負はあっけなくついてしまった。


ピッコロ曰く、ザコらしい終わり方で実に結構だとの事。


だが、どこか虚しい気もする。



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あきゅろす。
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