[携帯モード] [URL送信]
助っ人ピッコロ






だが、その後は一向に変化が訪れない。


リファも、恐怖のあまり顔を両腕で覆っているが、どこもゲガはなさそうだ。


彼女が恐る恐る目を開けてみると、そこには驚くべき光景が待ち受けていた。



「え……ええ!?」




地面がない……



リファが立つ位置から、向こう側の地面が崩れ落ちていたのである。


不思議に思ったリファは、消えてなくなった地面から下を覗き込んだ。



「あっ!」



その下では、彼女を捕まえようと奮起していたジンジャーとサンショ、そしてニッキーが瓦礫に埋もれ、またもやダメージを受けていた。


彼らのリファ捕獲作戦は、見事に阻止されたのである。



「悪いが、この先へは行かせられんな」


「くっ…ピッコロ…貴様ぁ…」



それも、ピッコロ大魔王によってである。



「ひゃあ〜…下界の人は何もしなくても地面を割れるんだ……」

「おい!何をモタモタしている!?さっさとここを離れろ!」



その技に感心し、ぼーっと見ているリファに、ピッコロはイライラしながらそう叫んだ。



「はっ、はい!すみません!」



まるで地球の神とは大違いだ。彼の迫力に負け、リファは驚き飛び上がると、慌ててその場を去って行った。



[*前へ][次へ#]

20/30ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!