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みんなの思い







だが、地球の神の思いを妨げるような事態が起こってしまった。



ーーフッ…



ゴロゴロゴロ…


ピシャアアアッ!



「…なっ、なにっ!?」



今まで明るかった空が突然真っ暗になり、大きな雷が鳴り響いた。


突然の出来事に驚いたリファは、何が起きたのだと辺りを見回す。



「イカン!神龍を呼び出しおった!ミスター・ポポ、すまぬが後を頼むぞ!」



一方、地球の神は神殿の端から下界の様子を見下ろしながらそう叫んだ。



「か、神様!」



そして、ミスター・ポポにしばらく天界を空ける事を伝えると、慌ただしく消えて行った。



「…え!?カミサマ!」



ほんの一瞬の出来事で、気が付いた時にはもう、地球の神はそこには居なかった。


結局、地球の神を止められなかったリファは、脱力したようにその場に座り込んでしまった。


一体何が起こったのか未だ状況を把握出来ておらず、混乱しているようだ。


だが、状況は次々に変わり続け、容赦なく彼女を突き離していく。


神殿の遥か下を覗き込んでみるが、見えるのは雲ばかり。


リファは神眼などという神業を持ち合わせていない為、状況を知る為には直接下界へ行かなければならない。


だが、様々な問題が脳内を駆け巡る。


閻魔大王や地球の神、そして自分にアトラスの運命を託してくれた友人、ラニア。


彼らの思いを考えれば、一時的な感情だけで行動すべきではない。


仕方なく、放ちかけていたオーラを消した。


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あきゅろす。
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