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改めてご対面





「お、気ぃついたみてぇだな」


「…あ、貴方は!あの時の……」



人の気配に気がつき、咄嗟に振り返るリファ。その人物を見た途端、彼女の大きな瞳が更に開かれた。



「大ぇ丈夫か?おめぇ、あの闘ぇから数週間も眠っちまってたみてぇだぞ?」



入ってきたのは孫悟空だった。彼はリファの居る方へ歩み寄ると、彼女が眠っていた時の事を話した。


眠っているその顔は死んでいるかのように青白く、本当に危ない状態であったという事である。



「…私、そんなにも長い間眠っていたなんて……また、貴方が助けてくれたんですか?」


「まあな。前ん時みてぇにオラの気をおめぇに送ったらうまくいったんだ」



そう言うなり、悟空はへへっと笑いながら、リファの頭にポンと手を置いた。



「ーーっ!!」



彼に触れられ、リファは小さく肩を揺らす。顔はこの上ない程に真っ赤である。


無理もない。彼はリファがよく知っている憧れの人物にかなり似ていたからである。


だが、少し違う所もある。それは、あの時の彼とは違い、目の前の彼には尻尾がなく、性格も正反対で穏やかだ。


最初は彼の生まれ変わりだろうかと思ったようだが、やはり重ねてみると無理がある。


ならば、彼の子孫だろうか。



(……うーん…それはないか。サイヤ人は絶滅したって話だし……)











え……


ちょっと待って…



絶滅した筈なのに、何でちきゅうに
サイヤ人が居るの…?



危機一髪で逃れた…とか?



いや、アレだけの被害でまず助かるわけない…よね……?



まさか…当時の誤報……?それとも、私だけ知らない何かが…あった…?



「おーい、どした?」



しばらく考え込んでいると、目の前にいる穏やかな彼がリファの顔の前で手を振りながら呼んでいた。



「あ、いえ!本当に…たくさん助けて頂いて、ありがとうございます。申し遅れました。私、リファイン・レクラーク・バートレットと申します。えっと…リファとお呼びください!」



それに気が付くと、リファは慌てて何度も頭を下げ、自己紹介した。



「ああ、気にすんな。オラは孫悟空だ。よろしくな、リファ!」



言うなり、悟空は握手しようと自分の手をリファに向かって差し出した。



「あ、は…はい!よろしくお願いします。悟空さん」



彼に触れる事を躊躇したが、その押しに負けてしまい、握手を交わした。



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あきゅろす。
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