昔話で行こう!!!
ご:ブラックももたろう、降臨
ラスボスの衣装着替えで、暫く中断。
暫くすると、がちゃり、と、ドアが開く。

『……エースくんの匂いがする(*^^*)』
「おれが昔、着てたヤツだよ。それ着てろよ」
『うん(*^^*)』

幸せそうに笑うラスボス、シャナメル。
しかし、ももたろうはそうではありませんでした。

「なぁ、メル」
『なあに?』
「あのビキニは誰が持って来たんだ?」
『ナースさん達だよ。あれ着たら、エースくん元気になるって。マルコ隊長とイゾウ隊長とマリーナちゃんは反対してたんだけどね……』

違った意味で、"元気"になるのだが、その事を判ってはいないラスボス。
にこにこ、と、笑って、ももたろうの腕の中に収まる。

「さっきの方がオニらしいぞ!!」
「そうだそうだ!!!」
「横暴だぞ!!!」

先程の姿とはうって変わった、シャナメルの姿に、周囲に居た、白ひげ、犬、猿を除いた、オニ達と、雉は叫んだ。
あわよくば、シャナメルの半裸を見たい、と云う欲望に満ちた眼差しで、ももたろうを睨んだ。
それもその筈。
今のシャナメルの姿は、オレンジ色のパーカーに黒のハーフパンツ。
色気すらない。

「やかましい!!!アホンダラァ!!!」
「おれのメルのビキニ姿、誰にも見せるかァッ!!!」

先程までシャナメルが座って居た玉座に、どっかり、と、腰を下ろすと、その膝の上にシャナメルを乗せた。

「破壊してやる……(-""-)」
「娘の裸を見ようなんざ、百年早ェ」

ブラックももたろう、降臨の瞬間でした。



「メルもお仕置きだからな」
『!!(゜ロ゜ノ)ノ』

ぎゅううう、と、エースにしがみつく。

『ヤダo(T□T)o』
「おれに黙って、着たからな。お仕置き」
『お、お……』
「ん?」
『おとしゃ〜んッ・゜・(つД`)・゜・』





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あきゅろす。
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