昔話で行こう!!!
よん:ラスボスですよ〜
禍々しい雰囲気を漂わせる島、鬼ヶ島。
「おー!!!スッゲー!!!」
はしゃぐ、猿。
冷静に見つめる、ももたろう、犬と雉。
ひやり、と、した空気が身体を包む。
じゃり、じゃり、と、歩く音が聞こえる。
「グラララララ……漸く来たか、ハナッタレ共が!!」
「「「やっぱりかッ!!!」」」
「?」
猿は小首を傾げ、ももたろう達は、「勝てねェだろ」と呟く。
「ラスボスは親父か!!!」
「残念だが、おれじゃねェ」
「へ?」
『ボクだよ〜(^-^)v』
にこにこ、と、笑って、
『エースくーん、じゃなかった。ももたろうくーん』
手を振る。
「シャナメル!!!」
「メルちゃんッΣ(゜Д゜)」
犬と雉は驚くが、ももたろうは、フルフル、と、肩を震わせていた。
「……だ」
「ん?」
「却下だぁあッ!!!」
ももたろうは、叫ぶ。
それはそうだろう。
自分の嫁が、『鬼ヶ島』のラスボスで、倒さなきゃならない相手だから、と、思いきや。
「露出が高すぎるだろ!!!何だよ、その格好は!!!」
「「「そっちかい!!!」」」
エースの叫びに、3人が突っ込む。
「某アニメのヒロインじゃあるまいしッ!!着替えを要求してやるッ!!」
シャナメルの格好。
それは、角つきのカチューシャ。
虎柄のビキニスタイル。
しかも、シャナメルは爆乳。
今にも溢れ落ちそうな……。
『似合わない?だから、皆、視線を反らすの?』
「ちっがぁうっ!!!」
むんずと、シャナメルの腕を引いて、衣装ルームへと向かう。
「ポロリ、は、させねェからなッ!!!」
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