番外編
007 エースside Rー18
『エース…くっ…あぁあッ』
「ココ……?」

シャナメルを組敷き、エースはシャナメルの乳房を堪能していた。
ビクビク、と、快楽に揺れる身体。
もっと、求めて欲しい。
そんな感情に支配される。
むにむに、と、下から揉み解しては、その弾力を味わい、口内に含んだ果実を肉厚の舌で、感触を味わう。

『はっ……あぁ……ッ、くぅんッ』
「かーわい♪」

密着する肌は、互いの体温の高まりに熱くなり、しっとり、と濡れて。

『はや…く……ッあ……』

きゅう、と、シーツを握り締める。
ほろり、と、シャナメルの目尻から、一筋の涙が溢れ落ちる。

「メル……おねだり」
『……ッ!!』
「教えたろ?」

かぁあっ、と頬を真っ赤に染めて、潤んだ眼差しで睨むシャナメルを、クスクス、と、笑ってやり過ごし、再び、乳房にしゃぶりつく。
吸われる感覚と、揉まれる感覚に、シャナメルの理性は粉々に打ち砕かれて。


ーーーーーー……早くイカせて欲しい。


そんな感情に、支配されつつあった。

「メル」
『ッくぅん…あっあ……!!』

エースの指先が、身体のラインをなぞる。
その感覚に、ぞくぞく、と、肌が粟立つ。

『もっ……あぁッ』

胸の果実を甘咬みされ、背中がのけ反る。
エースはそんなシャナメルを、満足げに見つめていた。
フェラチオをされた時は、どうせ昂らせるだけ昂らせておいて、熟睡するんだろう。
そんな予感がしていたが、それはものの見事に外れた。

[もしかして……メルにとって"酒"は"媚薬"か?]

こんな状態のシャナメルを見るのは、初めてだ。
普段のシャナメルの様子は、何度も肌を、身体を重ねている、と云うのに、反応はまるで、"処女"の様。
それなのに、今のシャナメルは、大胆かつ、積極的にエースを求めてくる。

『エースくん………ッ、も、お願い……ッ。イカせて…ェ……!!』
「よく出来ました」

ぐちゅっ、と、シャナメルの奥底の秘めやかなる場所に、指を這わせると、流れ落ちる蜜を指に絡ませ、2本同時に胎内に進ませる。

『んはぁっ…!!あっあ……気持ちい……ッ』
「キツ…ッ」

ギシリ、と、ベッドが悲鳴を上げる。
ビクビク、と揺れるシャナメルが愛しくて、堪らない。

「……そろそろ、おれも限界」
『んんッ……エースく……ッ』

ズッ…と、指とは比較にならないほどの大きさと、硬さを保つ陰茎がシャナメルの胎内に侵入する。

『ふぁ……あっあ……!!!』
「!」

挿入れた瞬間、膣壁が痙攣する。
どうやら、絶頂に達したらしい。

「メル……もしかして、イッた?」
『焦らすから、悪いもッ』
「まだまだこれから、なんだけど……ま、いっか」
『んぁッ……』

ゆさり、と揺れるシャナメルから漏れる甘い声音。
くるり、と、エースの首元に腕が回される。
すると、ゆっくりと、お互いの顔が近付く。

くちゅ……くちっ。

深い角度から重なり合う唇。

「ン……」
『ン…んんッ……』

口内で絡まり合う舌。
絡まり、舐め合うその様子は、淫靡である。
ツ……、と、口端から漏れる唾液を追う様に、エースの舌先が舐める。

『はっ、ぁああッ!!エースく……ッ』
「もっと?」
『うん……もっと……強く、抱いて』

シャナメルの甘い囁きは、エースの欲望を更に煽る。
手加減、なんて出来やしない。
もっと、お互いが壊れる程、求め合い、溶けてしまえば良い。
メルの全てが、おれのもの。
エースの手管によって翻弄され、淫らに乱れた夜は、ゆっくりと流れていく。





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あきゅろす。
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