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オリジナル(BL)小説
平凡次男


うちの学校は男子校の全寮制。
山の奥深くにある隔離された場所。

そこに珍しい外部生が入って来るから、外の世界を少しでも見られると思ったのにー…。

なんだ、ただの平凡野郎じゃねーか。

つまんねぇ。






平凡次男






余りに臭いその平凡…斉賀夏月をプールに落とす。

俺はプールの横にあるクーラー付きの室内に入って、大きなガラス窓からプールにいる斉賀を見る。
ってあいつパンツ一丁になってやがる。

クッ、なんだアイツ。
死んだ魚みたいな目でぷかぷか浮いて、てか万里(ばんり)の浮輪使って…。

可愛らしい兎の浮輪。

ぶっ!!(笑)

似あわねーっ!

俺は思わず吹き出してしまった。

しばらく斉賀を見て笑った俺は、部屋に設置してある冷蔵庫からコーラを出して、同じく設置してあるクローゼットから制服を出す。

斉賀には少し大きいか?

制服を見てそう思いもしたが、まあ他には無い。

とりあえずこれでいいだろう。

そうして俺はプールサイドに出て斉賀を呼ぶ。

パンツ一丁の斉賀がプールから上がってきた。



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