歪みのリボーン
初任務
「バジルっ、久しぶりだなぁ〜」
校長室に入ったバジルは盛大なハグに迎えられた。
「親方様っ、本当に…久しぶりです」
抱き締めて来たボンゴレ学園校長、沢田家光にバジルも抱き返す。
「はひー
なんだか感動です!
感動なる再会です」
ハルはそう言って気をつかう様に校長室を出た。
「大きくなったなぁ」
「はい…
拙者、親方様の役に立つよう、必死に勉強してきました」
そう言うバジルに家光は、嬉しそうに頷いて頭を撫でる。
「じゃあさっそくお前には重要任務を任せる」
「重要任務…」
バジルの瞳が輝く。
昔と変わらない、何処か子供みたいな家光にバジルは心踊らせた。
昔バジルはここの生徒だった。
そして、沢田家光はバジルの恩師だ。
「その任務とは?」
ワクワクしていた。
バジルが教師になって初めての任務だ。
「第三校舎のクラスの担任をして貰う」
「第、三校舎?」
昔、自分が通っていた時には存在して居なかった校舎にバジルは首を傾げた。
そんなバジルに家光はニッコリと微笑んだ。
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