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歪みのリボーン
職員室



職員室は皆忙しいそうにばたついている。

「極限新学期だぁぁ!!」

「うるせぇ了平!
暇なら生徒纏めてこいよ!!」

騒ぐでいるのは体育教師の笹川了平と、数学教師の持田剣介である。


「ヴァリアーの子たちが一暴れしてるっ?
しかもそれを聞いた雲雀さんが止めに行った?!
どうして止めてくれなかったんですかヴェルデ先生っ!!
それじゃあ悪化するでしょうが!!」

「んふふ♪
そんなの見たいからに決まってるじゃ無いですか。
彼らの血液等摂取できれば嬉しいですねぇ」

頭を抱えているのは校長の息子で現文教師の沢田綱吉。
物騒なことを言って笑っているのは化学教師のヴェルデ。


「あー、若いもんは元気だよなー」

「はははっ、親父臭いなぁー」

「てめーも親父だろうが」

親父たち…
職員室の端でお茶を飲みながら仕事を逃れて居るのは保健教師のシャマルと、物理教師のr(ガンマ)である。


「ツナサーン!
新しい先生がいらっしゃいました〜」

ツインテールの可愛らしい女教師は家庭科教師の三浦ハル。

「あ、父さんがっじゃなくて校長が言ってた子か」

綱吉がハルに駆け寄る。
ハルの後ろからひょっこりと現れたのは、まだ幼さの残る少年。

では無く青年。

今年からボンゴレ学園の教師になるバジル…この話しの主人公である。


「初めまして。
拙者、バジルと申します」


ニッコリと微笑むバジルは、この学園のアイドルと謳われる笹川京子に負けず劣らず可愛らしかった。

「っ!(////)
よ、よろしく」

「はい!」

顔を赤くした綱吉に気付かずに、バジルは元気良く返事をした。


「……じゃあまずは校長室に行きましょうか」

綱吉を見て少し不機嫌そうな顔を浮かべたハルはバジルを引っ張って校長室に向かった。


「あ、はい。
皆さんまた後でご挨拶に参りますので〜」

「えっちょっとハル、俺がバジル君連れて行くって」

「ツナさんは他の仕事してて下さい!」

バタンと校長室の扉が閉まった。

「なんだよアイツ…」

「鈍いですねー」

「てかいい歳して何やってんだお前等」

職員室に残された綱吉を見て何時の間にか居た保健教師の六道骸とシャマルはそう言って笑った。


「六道ちょっといいかな」

「おや、雲雀先生…
返り血だらけですね」

「ヴァリアーの相手してたんだよ」

ヴァリアーとはこの学園の不良グループの名前である。

「はあ、朝から僕の仕事を増やさないで下さいよ」


二人は保健室に向かって行った。

「それにしても…
確か新任教師があのクラス担当すんじゃ無かったか?」

「うわぁ〜
あんな可愛い子ちゃんじゃああいつらの相手はキツいだろ〜」




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