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short novel
雨のちルビー(10000ヒットフリー小説)
『雨のちルビー』

ああ今日は生憎の雨だね、美しくない!ポケモンが汚れるから絶対に外にはでないよ。汚れるって考えるだけでイライラするからねえ。それにあの泥は茶色のあれ、キミがよく鼻につけているあの臭いを思い起こすし美しくない!ああもう想像するだけで汚くなっていくように感じるよ。だからこうして気を紛らわすためにブラッシングしているんだ。ああ、なんて美しいつやつやとした毛並みなんだろう。さすがボクのNANA、ビューティフルすぎる!ああなんてってえ?なんだってアンタ五月蝿いから外に出て行けって?何を言っているんだよサファイア。確かに今ボクはNANAに見蕩れていたけど、本当はこの雨のせいですごく憂鬱になっているボクをキミという名前の太陽でピカーンばれに、そうさんさんとビューティフルにはらそうとこうして来たんじゃないか。ひどいなあ。え?あたしはさんさんどころか、アンタのその何度も聞かされた自慢話のせいでさんざんだって?連れないなあ、こんなに愛してるのにキミのこと。

本当なんだよ?嘘なわけないじゃないか。ってかあり得ないし、嘘なんてさ。愛しているからこうして傍にいたくなるし、ボクの話に耳を傾けてほしくなるんだ。サファイア、それにキミはいやいやながらも、やめろってででけっていいながらも離れようとしてはいない。怪訝そうな顔をしながら、それでもこうして聞いていてくれてるだろう?いつだって。身体が拒絶しないんだ、キミの場合はね。

ふふ顔真っ赤。ほんとキミは可愛いよ。こうして口でボクに罵詈雑言をぶつけていても、身体は嫌がらないんだから。素直にボクの腕の中に抱きとめられるし。身体は正直ってやつだね。まあそこが本当に可愛くて可愛くて仕方がないんだけどね。耳元で囁いたり、かじったりすると震えるし、感じてくれたみたいで、ひゃうっていい声を出すしね。そのまま×××にしゃれ込んでもいいけど、ボクの作った服をきているキミも、何も身に付けていないキミもどっちもボクのものだから、どっちでも楽しめるし、本当にいいよキミは。ああ、なんてビューテフルな雨の日なんだ。ビューティが”降る”なんちゃって。

寒いって?じゃあちょうどいい。しよっか?



ほんとルビーが変態。

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あきゅろす。
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