short novel
♪腹黒神父と純情吸血鬼
若干エロスかも12禁くらい?まあ、ギャグなんで...むしろ下ネタ←
神様なんて全否定♪
あたしの名前はサファイア。吸血鬼ったい!
...っても四分の一だけ。いわゆるクォーターったい。だから太陽の下でも多少は動ける。でも肌が真っ赤になって痛いから、いつも黒いコートを着て、日中は行動すると。暑いけどしかたがないったい...仲間もみんなそうだし。
ただ、最近悩んでることがあると。それは、あたしに突っ掛かってくるある神父のことったい。
「やあ、サファイア。今日も可愛いくて美しいね」
そう、このとてもひとあたりは良さそうに見えるけれど、実は美しさ史上主義のナルシスト変態腹黒神父、通称ルビーったい!
「...なんね、アンタあたしになんのようったい!神父様は闇の生き物とかかわったら黒に染まると、あたしに近付く理由がわからんったい!」
「大丈夫、ボクの腹の中はもう黒いから」
「...神父が黒いとか言うなったい...」
「そんなことより、ねえサファイア」
そういって彼は階段に腰掛けていたあたしに後ろから手を回してきた。やめっ!あたしは...
「あぁ...や、やめ...」
クォーターだから、多少人間の神に対しての信仰には免疫があるけど、くすぐったいっことにかわりはなか!アンタみたいな神に奉仕するやつに触られると。あと腰にさわるなったい!そこ弱い所!
「んっやっ...触らんで...」
「へぇー感じてるの?サファイア、案外キミ...淫乱だね」
「な!違っ」
違う!断じて...その...ごにょごにょじゃなか!あたしはルビーが後ろにくっついた状態で立ち上がった。でも彼はあたしの首に手を回していて離れようとしない。
「本当綺麗なうなじだよね・・・舐めてもいい?」
こいつの両腕はあたしの首から腰へ移動。この変態!年は間違いなくあたしより下のくせに(吸血鬼は長寿だから)。そしてあたしのお尻にさわって嫌らしく撫でまわす。や、やめるったい!
あたしはルビーを突き放すと自分の翼を広げて空中ににげた。このままじゃあたしの身が危ない。
「...」
恨めしげに空中を見る紅い瞳の神父。
「やーい紅目のナルシスト神父!ここまでおいで!イーだ!」
「はぁ、女性がなんて口のきき方をしてるんだい?全く美しくないね!」
せからしか!
「...まあ、引きずり落とすのは簡単だけどね...主よあの黒い堕天使をその名において捕らえたまえ」
聖書かなにかの言葉?あたし達吸血鬼はそーいうのにとても弱い。でも、そんなこと関係ない!
「あたしはクォーターだからへっちゃらったい!」
「ふふふ、それはどうかな?」
えっと思ったとたん、あたしの体はまるで金縛りにあったみたいに動かなくなって地面にむかって落ちていった。そこをすかさずルビーがキャッチ。
「なしてあたし捕まってると...」
「簡単だよ。さっきの聖書の言葉じゃなくて、ボクの言葉だから」
「?」
あたしの頭上にクエッションマーク。
「サファイアはさ、ボクに捕まっちゃってるんだよ、身も心も。ボクへのスキって気持ちで。恋の奴隷ってやつだね」
「なっ」
「好きだよ、サファイア」
...あたし、絶対に顔真っ赤ったい!
あとがき
所謂吸血鬼もので明るいかんじ。このあとサファは美味しくいただかれry
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