long novel プロローグ 彩ろう 世界を 鮮やかな色たちで 君が淋しくないように 僕は君に会えた ただそれだけで幸せだったから 例え 僕の姿が見えなくても いつだって君のそばにいる 君が初めて僕の前に現れたとき 世界にはまだ何もなかった 僕という存在はそこに”存在”はしてはいたけど 姿 形 色 声ーーー 何一つ持っていない透明な僕は 何もできなかった 泣いている君に触れることも 声をかけて慰めることも ただ だまってそばにいることしかできなかった でも それでも頑張る君を見て 僕にも何かできるんじゃないか そう強く信じてみたんだ... ---COLORFUL--- [次へ#] [戻る] |