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a man with a double character

 


忍足side



今は放課後。


俺は今美乱とおる。


真実を確かめるために…


「…なぁに?話って…」

『もうその芝居を止めないか?』

「……芝居って?」


美乱はわけがわからないっと言う顔を作っていた。

ああ、嘘だってわかりやすいやん。


なんで今まで気づかなかったんやろ?


『…美乱は彗歌を嵌めて、イジメを周りにさせた張本人なんやろ?俺気づいたんや。』

「………」

『どうなん?』


美乱はしばらく黙っていた。

俺がもう一度聞こうとしたところで、美乱が口を開いた。


「…っはは。アハハハハ!!!なーんだ気づいちゃったんだぁ。」

『!?』


今までの俺の知ってる美乱とは大違いやなぁ。

これが本性か。


『…もう、こんなこと止めぇな。』

「なんでぇ?やめるわけないでしょ?何、私を説得でもしようとか思ったの?馬鹿?」


コイツ…諦める気はないらしいなぁ。

せやったら…周りに広めるだけや…


『…諦めるる気はないらしいな…』

「そうに決まってるよ。あっそうだー。」

『…?』


美乱はニッコリという効果音がつくぐらいの笑顔で言ってきた。

なんや…嫌な予感がするわ…


「もうバレちゃったから、忍足君にいられると邪魔だから…」

『!!?』


校舎の裏にでも隠れていたのか、5人のがたいが大きい男が出てきた。


……まさかな…



「消えてよ、忍足君。」



そう、美乱が言うと男は一斉に俺を殴ってきた。


『…っ。』


俺は数分の間ずっと殴られて、意識を失った。



最後に見たのは、美乱の醜く笑っている顔だった。









 

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あきゅろす。
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