a man with a double character
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私は美乱にマネージャーの仕事を教えた。
とは、言ってもドリンクの作り方とかタオルの場所とかはまだ教えてないけどね…
教えたというよりは手伝ってもらったという方が正しい。
美乱はちゃんとやってくれた。
…仲良くなれるか心配して損した。
「彗歌。洗濯物干し終わったよぉ〜。」
『ありがとう！ドリンク作り終わったから皆に届けに行こうか。そろそろ休憩だし。』
「うん！」
私達はドリンクを持って渡しにいった。
『みんな！ドリンク持って来たよ！』
「お疲れ様でぇす！」
「ああ、お前ら！休憩だ！」
「はぁ〜、やっと休憩だぜ…」
「ありがとさん。」
いつ見ても、氷帝の練習はハードで凄い。
みんな凄い大変そうだけど楽しそう。
やっぱり私はそんなみんなのサポートがしたい！
「オイ、彗歌。美乱はどうだ？」
『すごくいい子だよ！美乱が一緒にやってくれたから早く終わったし！』
「フッ、そうか…」
今、美乱はレギュラーのみんなと話している。
楽しそうでよかった…
みんなも楽しそう。
……でも、何だろ。
私といる時と笑顔が違う…
私といる時はなんだか笑っているのに笑っていない感じがした。
…………気のせいかな？
「お前ら！休憩終了だ！」
私は跡部の声で我に反った。
ダメダメ！そんなこと考えちゃ！
私が考えるのを止めて、マネージャー業に戻った。
私は知らない。
私が跡部と話している時に美乱が私のことを睨んでいたなんて…
私は知らない。
地獄へのタイムリミットが待っているなんて…
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