a man with a double character
▼
面白い事になったね。
クラスのヤツらにお仕置きしたあとにこんなゲームを要求されるなんて。
ははは、本当に愉快だ!
だって、このゲームを使えばアイツの正体を表にするタイムリミットでもあるんだ。
でも、アイツも残念だよね。
だって、さっきの会話を録音させてもらったよ。
ボイスレコーダーを使ってね。
本当、これで彗歌に脅されたとかアイツが言っても、証拠は作ったよ。
それに…
今、ずっとこの会話を見て聞いていた人物もいるしね。
それに気づかないでベラベラ喋ってくれてさ…
笑い声が彗歌に聞こえないか心配だったよ。
さぁさぁ、可愛い子猫はネズミを喰らう。
でもね、ネズミだって猫に反撃をするのさ。
「窮鼠猫を噛む」ってね。
反撃の開始だよ。
子猫ちゃん。
?side
やっぱり、美乱はイジメられてなかった。
それどころか、彗歌がイジメられてた。
あの会話は、聞いたら嫌でも美乱が彗歌を脅していると解る。
ひでぇ…。
「……ごめん、彗歌。」
俺は…アイツに酷いことをしてしまった。
アイツに酷いことを言ってしまった。
それを償わねぇと。
あと3日。
俺は例え彗歌に許されなくても、彗歌に協力する。
それが、せめてもの罪滅ぼしだ。
counterattack…反撃
[*前へ]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!