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a man with a double character

 




……朝、クラスで雛歌が問題を起こしたらしい…

何故か雛歌が出て来た時は私の記憶がない。


いつか…共有ができるようになるのかな?


それより、美乱もよく飽きずにこんな嘘がつけるのだか…


今日の嘘はこうだった。


「彗歌が私を階段からおとそうとした。」


くだらない嘘だ。

第一、今日は朝のことがあったので、宍戸は警戒しているのか、暴力をふるったり罵声を言って来なかった。

クラスの連中も私に手を出して来なかった。


だから、私はずっと教室にいたのに…そんなことできるはずが無いのにね。



今は放課後。

つまり部活の時間でもある。


みんな今日のことを聞いたのか、私を見て嫌みは言われたが暴力は振るってはこなかった。

ジローや日吉は心配してくれたけど、滝君はよくわからなかった。


…でも、暴力を振るわれないでよかった。


今はドリンクを作っている。

ちなみに、美乱はケータイをつまらなそうにいじっていた。
 

「…つまんない。」

『えっ?』

「あんたの悲痛に歪む顔も嫌がる顔も見れないからつまんない。」


何を言い出すんだ…。

今までそんなことは言ってこなかったのに…


『…ムカつく娘。』


……雛歌。


『悪趣味だよ。』


………確かにね……。


「ねぇ?」


いきなり美乱が話かけてきた。


『…何?』

「良いこと思いついた。」

『えっ?』


一体、なんなの?





「ゲームをしようよ。」












 


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あきゅろす。
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