a man with a double character
*
「はぁ!?まだ居たのかよ、こいつ!」
「いるんだったら仕事やれっての!」
「ほんま、邪魔やなぁ。」
やっぱり、言われると思った。
ごめんね、ジロー。
私は大丈夫だから、そんな辛そうな顔しないでね。
「なぁ、湖空。お前はいつまで美乱をイジメるんだよ!!」
「なんでお前なんかが生きているんだよ!?」
「死ねばいいのに…」
『……ぇ…?』
「早く死ねよ!」
死ね?
私が?死ぬ??
私が、私?
死ぬ、死ぬ、死ぬの?
死ぬ?
私の中で何かが切れたような気がした。
そして、聞こえる声。
『もう、いいよ。』
『………フフッ、アハハハハハハハ!』
「!?」
僕は笑った。
そして、冷たい目をして、この愚かな馬鹿供を睨み付けた。
きっと、こいつらが感じているのは…
恐怖
「…お、お前何笑って…」
『……うるさい。』
「はぁ!?ふざけんな!」
『五月蝿いって言ったのが、わからないの?』
「…ひっ。」
本当馬鹿らしい。
こんな奴らを彗歌はまだ信じていたなんて…
「…っ、お前なんて!!」
向日が殴りかかってきた。
小さいくせして頑張るね…
僕は向日の拳を交わし、足を引っかけ転ばした。
「うわっ!」
『フフ、これでおしまい?』
「クソッ!」
あー、愉快愉快。
僕の前でひざまつくといいさ。
屈辱だろうね?
アハハハハハ!!
大丈夫だよ、彗歌!!
今は僕に任せて!!!
僕が…雛歌が守るから!!
『彗歌、僕の名前はね
雛歌って言うんだ。』
personality…人格
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