[携帯モード] [URL送信]

a man with a double character

 


「はぁ!?まだ居たのかよ、こいつ!」

「いるんだったら仕事やれっての!」

「ほんま、邪魔やなぁ。」


やっぱり、言われると思った。


ごめんね、ジロー。

私は大丈夫だから、そんな辛そうな顔しないでね。


「なぁ、湖空。お前はいつまで美乱をイジメるんだよ!!」

「なんでお前なんかが生きているんだよ!?」

死ねばいいのに…

『……ぇ…?』

「早く死ねよ!



死ね?



私が?死ぬ??


私が、私?


死ぬ、死ぬ、死ぬの?



死ぬ?





私の中で何かが切れたような気がした。

そして、聞こえる声。



『もう、いいよ。』



『………フフッ、アハハハハハハハ!』

「!?」


僕は笑った。

そして、冷たい目をして、この愚かな馬鹿供を睨み付けた。

きっと、こいつらが感じているのは…



恐怖



「…お、お前何笑って…」

『……うるさい。』

「はぁ!?ふざけんな!」

『五月蝿いって言ったのが、わからないの?』

「…ひっ。」


本当馬鹿らしい。

こんな奴らを彗歌はまだ信じていたなんて…


「…っ、お前なんて!!」


向日が殴りかかってきた。

小さいくせして頑張るね…


僕は向日の拳を交わし、足を引っかけ転ばした。


「うわっ!」

『フフ、これでおしまい?』

「クソッ!」


あー、愉快愉快。


僕の前でひざまつくといいさ。



屈辱だろうね?




アハハハハハ!!




大丈夫だよ、彗歌!!


今は僕に任せて!!!


僕が…雛歌が守るから!!








『彗歌、僕の名前はね









雛歌って言うんだ。』
























personality…人格

[*前へ]

8/7ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!