[携帯モード] [URL送信]
+03
 


HRが終わり丹牧さんは一気に質問攻めにあっていた。


まぁ、スタイルや顔は良い方だしね。

おまけに声はアニメみたいな声。

正にモテるような感じ。


でも、テニス部レギュラーである仁王君と丸井君は丹牧の近くには寄ろうとしなかった。

正確には、仁王君はヘタレ過ぎて丹牧さんから離れたのだろう。

丸井君は……ケータイを見ている。


はぁ、丹牧さんの笑顔が引き攣ってるよ…。


そうだ、僕の自己紹介をしておくね。


僕の名前は音無紅。

僕は2年前にこの世界にトリップした。

つまり異世界人だ。

僕は前の世界で車に引かれそうになった猫を助けたけど、自分が車に引かれて死んでしまった。


まさか最後の晩餐が餃子になるとは思わなかったよ。

しかも、最後の台詞が「僕、猫好きだからついハッスルしちゃった。ハッするってね……グハッ。」

……ああ、神様に10秒だけでも生き返してくれって言ったのに…もう一回コールしたのに……生き返してはくれなかったよ…


まぁ、この僕を轢いたあの運転手は呪ってやったけどね!!←


でも、こんな愉快な人達がいる世界に神は僕を連れて来てくれたんだから結果オーライで良いけど!!

見てると発言や行動がユニークなときがあるし!←


それに、一生遊んでいられる程のお金と住居までくれたんだよ。


神様ありがとう!!


僕は逆ハーや平凡や最強や嫌われや兄弟や…そんなのになるつもりはさらさらない。


そもそも、キャラと関わる気がないのさ。

面倒くさいし、キャラ濃いし←


僕はただの脇役でいいんだ!!


この、テニスの王子様の世界で、僕は平凡に生きるんだ!!←


絶対にツッコミ体質を隠さなければ!!







 


backnext
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!