+16 あー、来ちゃったよ… 僕ってそんなに心配性だったかなぁ…? 今僕は丹牧さんが心配…ってか、雛間さんが怖いのでなんか…うん…様子を見るためにテニスコートへと向かった。 ははは、私はテニスコートがよく見える隠れ場所(このー木なんの木ただの木です…木の上です、はい。)にいるから見つかりはしないだろう!← 「今日は試合形式でやるんスよね!!?」 「フフッ、そうだよ。」 やや、あれは… 幸村君と切原君だね… それから後ろからぞろぞろと来ていた。 「みーんなぁぁぁああ!!!とう!!」 「アベシッ!!」 その時だ、雛間さんが丹牧さんを連れて来た。 雛間さんは綺麗にジャンプし…仁王君を飛び蹴りしていた。 「……な、何するんじゃ!!」 「みんなー、聞いて聞いて!!私の友達でマネージャーになってくれる子連れて来た!!」 「俺スルー!?」 ……仁王君マジでドンマイ← 誰一人として仁王君の心配をしないなんて…仁王君、なんて不憫なんだ君は…← 「マネージャー?」 「そう!丹牧憂ちゃんでーす!!!」 「ど、どうも…。丹牧憂です…。」 丹牧さんの顔を見た丸井君と仁王君は顔色を変えた。 まぁ、一緒のクラスだしね…。 他は前にも会ったのにも関わらず、覚えていないみたいだった。 「そんなの、優華だけで十分だろぃ。」 「そうじゃ、そうじゃ。」 「もー、私だって一人じゃ大変なんだからね!!憂ちゃんがいてくれら100人力なんだから!!!」 雛間さん……さっきと雰囲気が違いすぎません? 丹牧さんはオロオロするな!!← back [戻る] |